今回はブロッコリーの生理障害について解説していきます。
ブロッコリーは生理障害が起きてしまうと味が悪くなったり保存が短くなったり見た目が悪くなってしまいます。
ぜひ読んで参考にしてみてくださいね!
【目次】
0.農業中に聞く読書
1.ボトニングについて
ボトニングという蕾が小さくなる生理障害があります。
蕾が小さいまま成長がそこで止まる現象です。
株が大きくなる前、蕾が出る温度帯に低温に触れてしまったりすることで起きてしまいます。
原因としては植え付けをしてからの肥料切れや根付きが悪いと起きてしまうため、
対策としては「作型を守る」・「肥料を与える」・「老化苗を植えない」といった対策をとりましょう。
2.不正形花蕾
次は不整形花蕾です。
こちらは画像のようにでこぼこしてしまうのが特徴的です。
味はほとんど問題ないのですが色が乗らなかったり、綺麗な形にならないといった現象が起きてしまいます。
原因としては気温が高いことによって成長が追い付かないことによっておきます。
水はけの悪い畑での栽培や肥料を一気にあげすぎてもなります。
対策としては「作型を守る」「老化苗を植えない」「肥料を過度にあげない」などです。
3.リーフィー
3つめは「リーフィーです」
蕾の中に葉っぱが出てくる症状です。リーフィーは不整形と違って味に影響がでます。
原因は今までのものと同じで高温にあたることや、肥料を上げすぎることによる窒素過多が影響しています。
そのため対策としては「作型を守る」「老化苗を植えない」「肥料を過度にあげない」などが重要になってきます。
4.キャッツアイ
4つ目は「キャッツアイ」です。
こちらの特徴は花蕾の不揃いになります。そこまででてきませんが蕾に黄色い部分があり、猫の目のようになっていることから
キャッツアイと呼ばれております。
ボトニングと相関関係にあるようで根の活着不良が原因とされております。
対策としては「作型を守る」「肥料切れをなくす」といった対策があります。
ちらほらと黄色いところがあるのが特徴です。
5.ブラウンビーズ
5つ目はブラウンビーズです。
特徴は蕾が枯れてしまいます。これは本当に生理障害で高温・乾燥、外的ストレスが原因とされております。
対策としては近年温暖化になっており、環境を露地で制御するのは難しい状況です。
そのためストレスを軽減するような資材を少しでも使っていただくことが対策となります。
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6.空洞症
最後は「空洞症」です。
画像は収穫後のものになりますが、このようにブロッコリーが空洞になってしまう現象のことです。
原因としては高温や肥料過多により成長が追い付かなかったことが要因にあげられます。
これにより早く腐ってしまうなど非常に厄介です。
ブロッコリーの生理障害を6つ紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ぜひ動画も見てくださいね!
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