こんにちは!
今日は連作障害についてまとめていきます。
既に知っている方も多いかと思いますが、改めて整理する意味でご一読ください!
連作でよく育つ野菜づくり 狭い畑で病害虫を防ぎ品質・収量アップ [ 木嶋 利男 ]
連作障害とは同じ科の仲間を同じ場所で育てることで起こる生育障害です。
同じ科を育てることで土の中の栄養素・土壌生物のバランスが崩れてしまうのです。
なぜバランスが崩れてしまうか。
同じ科の作物の場合、土から吸収する栄養素や、その野菜に住み着く生物がほとんど同じだからです。
バランスが大切なので、成分の強い肥料の入れすぎなどでバランスが崩れた際も同じような症状が出てくるので注意が必要です。
どんな障害が起こるのでしょうか。
土壌病害:土壌生物の偏りにより病気が引き起こされてしまいます。
土壌虫害:特定の虫が増えすぎることによって起きる障害。センチュウがその代表例です。
生理障害:必要な栄養素の過不足により生育に障害が出てしまいます。
大きく3つの障害がありました。
では連作障害を起こさないためにはどんな対策を取ればよいのでしょうか?
ここではトマトの連作障害3つの対策を紹介します!
①接ぎ木苗を使う
接ぎ木苗とは、普通の苗の一部を切り、そこに別の苗をつなぎ合わせた苗のことです。
お互いの強みを活かせるので、例えば、連作障害に強い・病虫害に強い苗を作れます!
②輪作を行う
畑を4~5つほどゾーンに分けて、毎年違う科目の野菜を植えるようにすることで連作を割けます。
互いにいい影響を与える組み合わせを考えて植えることも大切です
③バランスの取れた土作り
土作りの段階で、栄養素や土壌生物のバランスを考えることで連作障害になりにくい畑を作れます。
堆肥や、腐植酸を多く含む資材を使うといったことで対策を考えられます。
適正な量で行うことが大切です。
そのためには土壌診断をするという手段もあります。
以上、連作障害についてみてきました。
皆様が、元気な野菜を育てていくことを願っています!