12月に入りスーパーに少しずつイチゴが並んできましたね。
今回は、促成栽培で栽培されているイチゴの現状ついてご紹介していきます!
ぜひ読んでみてくださいね!
【目次】
1.いちごの様子
本日は12月2日ですが撮影日は11月ですので現在はもう少し状況が違うかもしれませんがイチゴ農家さんやハウスで家庭菜園をやられている方は参考にしていただけたらと思います。
今回紹介する農園様では上下段ベンチという設備で栽培されています。
画像は9月の中旬に定植したイチゴですが上段のイチゴと下段のイチゴで生育さが違うのがわかります。
品種、肥料、灌水量は同じとのことですが。。。
原因は日射量の違いと推測しております。
下段はどうしても日影ができてしまいますので日射量が落ち成育に差が出てしまいます。
ただ2段に植えることができますので合計の収穫量が増えるメリットはありますね。
2.害虫の発生について
兵庫県で11月という事でまだ保温はされておらずうどん粉病や灰色カビ病はでておりませんが、ハウス内は暖かいですので害虫が発生しております。
アブラムシ
葉の裏を見ると黒い小さな虫がいるのがわかります。
これがアブラムシです。この時期に少量でもアブラムシがいると大発生してしまいますのでしっかりと防除していかないといけない状況です。
ハダニ
こちらも葉の裏を見ると肌色の小さい虫が沢山いますね。
カンザワハダニかナミハダニの赤型のどちらかだと考えられますね。
蛾の幼虫
葉っぱを食べた後がありますがこれは蛾の幼虫が食べた証拠です。
こちらも防除を中心にしていただき、いたら手で除去していきましょう。
3.受粉について
花の状態を見て気になった点があります。それは雌蕊の部分が黒くなっていたり、雄蕊が折れていることです。
原因はミツバチの過剰放花により、そのような現象が起きてしまっています。
これにより綺麗な形のイチゴができなくなってしまいます。
解決策としてはハチの数を減らすことになるのですがハチの数は決まって販売されているので、家庭菜園や実験でイチゴの栽培をされている方は注意して購入しましょう。
多めのハチを購入してしまった場合でも巣門の開閉を変更してみたり、糖蜜の量を変更してみたりしてハチの活動を調節してみてください。
過剰放花かどうかを見分ける方法としてさきほどの花を確認するというのが1つの方法ですが、購入する際に10aあたりどれくらいの数が必要か表示してあることがありますので、お店の方などに確認して購入するとよいですね。
いかがだったでしょうか。
ぜひ動画で動いている様子を見てくださいね!
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